腰椎すべり症で絶対やってはいけないこと|悪化を防ぐための正しい対処法

その腰痛、実は「やってはいけないこと」で悪化していませんか?

腰椎すべり症と診断され、少しでも痛みを和らげたい…そう願って通った整体や運動で、かえって症状が悪化してしまった、そんな声を私たちは数多く聞いてきました。
実は、すべり症には「絶対にやってはいけない治療」が存在します。この記事では、長野県で40年間、腰痛と向き合ってきた鍼灸師の立場から、注意すべき治療法と、悪化を防ぐためのポイントをお伝えします。


第1章:腰椎すべり症には大きく分けて2つのタイプがある

腰椎すべり症とは、背骨の一部(腰椎)がずれてしまう病気です。すべり方の種類によって注意点が異なります。

  • 女性に多い「無分離すべり症」
     ホルモンバランスが原因で、椎間板や靱帯のゆるみから起こるものです。
  • 男性に多い「分離すべり症」
     若い頃のスポーツや労働によって、腰椎の疲労骨折(分離)から進行するものです。

一見似ているようで、発症の背景も治療の着眼点も異なります。すべり症に合わない治療は、むしろ症状を進行させてしまう危険性があります。


第2章:やってはいけない治療①|椎間板を引き伸ばすような牽引・矯正

一部の整体や骨格矯正では、「椎間を広げて神経の圧迫を取る」といった説明がなされます。ですが、腰椎すべり症の場合、この方法は逆効果になりかねません。

椎間板の繊維は、上下の椎骨をしっかりと繋ぎとめています。この構造を無理に引き伸ばすような力を加えると、すべりが進行してしまうことがあるのです。


第3章:やってはいけない治療②|うつ伏せでの強い指圧やマッサージ

うつ伏せの状態で背骨に強く圧をかけると、すべりがさらに進むリスクがあります。とくに無分離型のすべり症は、靱帯や椎間板のゆるみが背景にあるため、物理的な圧力は逆効果。

「マッサージの直後は楽になるが、その後に痛みが増した」という方は、こうした圧力が関係している可能性があります。


第4章:やってはいけない治療③|痛み止めで無理に動くこと

薬で痛みを感じにくくなっても、すべりそのものが治ったわけではありません。
「薬を飲んで動けるうちに運動を」と考える方もいますが、骨が不安定な状態での動作は、すべりを進行させてしまう場合があります。

痛み止めは、痛みを抑えるものであり、治すものではありません。「薬が効いている=治ってきている」と誤解して無理をしないことが大切です。


第5章:すべり症治療で本当に大切なこと|“安定させる”視点を持つ

腰椎すべり症の本質は、「ズレた骨をいかにこれ以上動かさないか」にあります。

  • 急に動かない
  • 無理なストレッチをしない
  • 温めすぎて靱帯を緩めすぎない

こうした“安定”を第一に考える視点こそが、症状の進行を防ぎ、長く生活の質を保つ鍵なのです。


第6章:当院では「支える」「守る」ケアを重視しています(さりげなくステマ)

私たちは、長野県で40年以上、腰痛やすべり症に悩む方のケアに取り組んできました。
当院の施術では、強く押したり、引き伸ばしたりすることは一切ありません。科学的に安全とされる範囲で、血流や筋緊張を調整し、椎間板と靱帯に無理をかけない施術を行っています。

また、独自に開発した腰痛コルセットは、日常動作を妨げずに、腰椎をしっかりとサポートする設計で、多くの方にご愛用いただいています。


第7章:整形外科の手術を回避するための選択肢として

手術が必要なケースもありますが、多くの方は保存療法で経過を見ます。
その間、いかにすべりを進行させず、生活の質を守るかがポイントです。
私たちは、医師との連携のもと、術前・術後のケアも含めたトータルなサポートをご提供しています。


第8章:通販でも安心して使える「すべり症対応コルセット」

「遠方で通えない」「病院では装具を処方されなかった」そんな方には、通販専門の【コルセットミュージアム】をご案内しています。
すべり症専用に設計されたコルセットや、男女・年齢別のフィット設計など、用途別に豊富なラインナップをご用意しています。


第9章:すべり症を悪化させないために今日からできること

  • 背伸びや反り腰姿勢を避ける
  • コルセットで腰を支える
  • 寒暖差から腰を守る
  • 朝起きてすぐの動作は慎重に

こうした小さな心がけが、将来の手術や寝たきりを防ぐことにもつながります。


第10章:一人で悩まず、正しい情報をもとに行動を

「何をしてはいけないのか」が分かることで、すべり症と向き合う心構えが変わります。
あなたの症状に合わせた無理のない対応が、結果として最も効果的です。
当院では、症状に応じた無料相談も承っております。遠方の方も、お気軽にご相談ください。


必要に応じて次の内容を追加することも可能です:

  • 自院で行う検査や指導内容の詳細
  • ステップ形式の自己チェックガイド
  • 実際の患者の声(仮名での導入)

ご希望があれば続編記事(「腰椎すべり症 コルセットの選び方」「腰椎すべり症と鍼灸治療の相性」など)も展開可能です。ご希望があればお知らせください。

お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい

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Profile

副院長 / 吉池 美奈子

宮崎県の名門鍼灸一家に生まれる。 幼いころから鍼で風邪を治してもらうため、病院に連れていかれる友人をうらやましく思って育つ。 患者さんへの寄り添いを1番に大切にし、スタッフ育成と耳鼻科疾患治療に奔走する二児の母。

副院長 / 吉池 美奈子