その腰の痛み、「骨がずれてる」かも?
「最近、立ってるだけで腰が痛い…」「おじいちゃんが腰がずれたって言ってた」そんな声をよく聞きます。もしかしたら、それは「腰椎すべり症」かもしれません。
ちょっとむずかしい言葉ですが、かんたんに言うと、“腰の骨が前にずれちゃう”という病気です。この記事では、どうして骨がずれちゃうのか、どんな人に多いのかを、だれでもわかるようにやさしく説明していきます。
第1章:腰椎すべり症って、どんな病気?
腰椎(ようつい)というのは、腰のあたりにある背骨のことです。人の体を支える大事な柱で、全部で5つの骨が重なっています。
すべり症というのは、そのうちの1つが前にずれてしまうこと。骨がすべるようにずれるので「すべり症」と呼ばれます。
第2章:腰の骨ってどうやって支えられているの?
腰の骨は、ただ積み木のように積まれているわけではありません。
・骨と骨の間に「椎間板(ついかんばん)」というクッション
・骨を後ろからつなぐ「関節」や「靱帯」
・まわりの筋肉
こういったパーツが協力して、骨が前にずれないように支えてくれているのです。
第3章:なぜ、すべるの?一番多いのは“年のせい”
一番よくある原因は「加齢(かれい)=年をとること」です。年をとると、
- 椎間板がうすくなってしまう
- 骨や関節がゆるくなる
- 筋肉がおとろえる
こういったことが重なって、骨が前にずれやすくなってしまうのです。特に、60代以上の女性に多いと言われています。
第4章:男性に多い“疲労骨折型”すべり症って?
若い男性にもすべり症はあります。それは「分離すべり症(ぶんりすべりしょう)」と呼ばれています。
これは、激しいスポーツや重たい物をくり返し持ち上げたことが原因で、背骨の一部にヒビが入り、骨がずれやすくなるタイプです。中学生・高校生のスポーツ男子に多いです。
第5章:痛くない時期に動きすぎると…実は悪化することも
「ちょっと痛みがやわらいだから、またいっぱい動こう」と思って無理をすると、骨のずれがひどくなることがあります。
特に、痛み止めの薬で痛みを感じなくなっても、骨がしっかり固定されていないと、どんどんずれてしまうことがあるので注意が必要です。
第6章:整体やストレッチが逆効果になることも…
意外かもしれませんが、すべり症の人が「うつぶせで強く押される整体」や「腰をそらすストレッチ」をすると、骨がさらに前にすべって悪化することがあります。
とくに「骨盤をグイッと押す施術」は、椎間板の負担を大きくすることがあるため、すべり症と知らずに受けるのはとても危険です。
第7章:検査をしっかりしないと、気づけない
すべり症はレントゲンやMRIなどの画像検査で、骨のずれを見つけることができます。でも、「腰が痛いだけだから、年のせいかな?」と考えてしまい、病院に行かない人も多いです。
早めの検査が、すべりの進行を止める第一歩になります。
第8章:手術しないと治らないの?
すべり症があっても、すべて手術が必要というわけではありません。
- 適切な安静と運動制限
- 骨や筋肉を支えるコルセット
- 痛みを和らげる物理療法
- 専門的なリハビリや鍼灸治療
こうした方法で、すべりを止めたり、痛みを減らしたりすることができる場合もあります。
第9章:森上鍼灸整骨院ではこんな治療をしています
私たちは、長野県須坂市で40年にわたり、腰椎すべり症に対する治療を行ってきました。
- 腰の血流を良くして痛みを減らす鍼治療
- すべりを悪化させない姿勢の指導
- 必要に応じてコルセットのアドバイス(通販サイトあり)
特に「整体で悪化してしまった」「薬をやめたい」という方のご相談が増えています。
第10章:早めに知れば、早めに止められる
腰椎すべり症は、「知らないうちにすべっていた」ということが多い病気です。
でも逆にいえば、「知って気をつければ、すべらせずにすむ」病気でもあるのです。
腰が痛いと感じたら、早めに相談を。私たちは、科学的な検査と体にやさしい治療で、あなたの腰を守ります。
最後に
腰椎すべり症の原因は、年齢や運動のクセ、姿勢の悪さなどさまざまです。でも正しく知ることで、予防も治療もできます。
「腰が痛いけど、何が原因かよくわからない…」そんな時は、私たちにお気軽にご相談ください。
当院までのルートを詳しく見る
関東方面からお越しの場合
バスで
電車で
バスで
電車で
バスで
電車で
バスで
電車で
北陸・東海方面からお越しの場合
バスで
電車で
バスで
電車で
バスで
電車で
バスで
電車で